「フルーツグラノーラは太る」は本当か?カロリーに注目してみた
こんにちはかみねです。
今回は、巷で言われている「フルーツグラノーラは太る(→ダイエットに向いていない)」といった説について個人的な考えを書いていきたいと思います。
先に結論を書きますが、太りません。何ならダイエットにも使えます。
自分自身ダイエット中にフルグラを食べていますし、それで痩せられました。それなのにYoutube等でやけに「食べない方が良い」という趣旨の情報を目にするので今一度フルグラについて考えてみようと思い、この記事を作成いたしました。
フルーツグラノーラとは
グラノーラとは、オーツ麦等の穀物加工品とナッツ類をハチミツや植物油と混ぜて焼き上げたシリアルです。
フルーツグラノーラはグラノーラにドライフルーツを混ぜたものです。
(※ちなみにフルグラはカルビーの商品名です。)
白米などと比べて食物繊維・ビタミンミネラルが豊富で調理も簡単という特徴があります。
フルーツグラノーラの栄養・カロリー
まずフルーツグラノーラと言っても種類がたくさんあり、商品によって栄養、カロリーはまちまちです。(ざっと調べた限り極端には変わりませんが。)
そこでここではカルビーから出されている「フルグラ」の栄養を見ていきたいと思います。
スーパーなどで最も目にすることが多い商品で、実際に私が食べているものでもあります。
カルビーフルグラの栄養表示
ビタミンミネラル等省略
(※ブルガリアヨーグルトプレーンの場合。自分はそういう食べ方をしています。)
ダイエットをするために最も重要なのはカロリーです。
上の表からカロリーだけをまとめてみます。
フルグラ50g1食分・・・219kcal
牛乳をかけた場合・・・356kcal
ヨーグルトをかけた場合・・・281kcal
ちなみに、白米お茶碗一杯分が約240kcalと言われています。白米を食べる時はおかずも食べるので実際に食事をした時のカロリーはもっと高くなるでしょう。
はたして、フルグラのカロリーは1食分として考えた時に多いと言えるのでしょうか?
1日の消費カロリー
上記のカロリーが多いか少ないかは、日本人の1日の消費カロリーを考えていけばわかります。
厚生労働省によると、平均的な日本人の1日の推定エネルギー必要量は以下の通りです。
※推定エネルギー必要量(kcal/日)=基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル=1日の消費カロリー
(参考:厚生労働省『「日本人の食事摂取基準」(2020年版)』)
少なめに見積もっても、男性は2000kcal程度、女性は1500kcal程度消費していることがわかります。
もちろん個人差はありますが、1日の摂取カロリーがこれより多ければ太り、少なければ痩せると考えてください。
この表と比べた時に、
フルグラ50g1食分・・・219kcal
牛乳をかけた場合・・・356kcal
ヨーグルトをかけた場合・・・281kcal
というカロリーは、本当に「太りやすい」と言えるでしょうか?「むしろ少ない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
このように、フルーツグラノーラのカロリーは決して高くはないんです。
ではなぜフルーツグラノーラを食べていると太ると言われているのか
カロリーは決して高くないのに、何故こんなにも「フルーツグラノーラは太る」と言われているのでしょうか。大きな要因は2つです。
●計量をしていない(食べ過ぎている)
当たり前ですが、栄養成分表示に書いてあるカロリーは規定量通りに食べた場合のカロリーです。
シリアルは乾燥しており、水分が多い食べ物より見た目が少なく見えがちです。そのため計量をしていないとついつい多く食べてしまい、太る要因になります。
シリアル類を食べる場合は計量が必須ですので、持っていない方はクッキングスケールを買いましょう。
(※シリアルに限らず、ダイエットをする人にとってスケールは絶対に必要です。)
自分が使っているクッキングスケール↓
●そもそも他の食生活がおかしい
フルグラ50g1食分・・・219kcal/牛乳をかけた場合・・・356kcal/ヨーグルトをかけた場合・・・281kcal
というのは紹介しましたが、他の食事のカロリーを見てみましょう。
白米お茶碗1杯分:約240kcal+おかず
チェーン店の牛丼並盛:635kcal/小盛り488kcal
ファストフード店のハンバーガー:256kcal/ポテトMサイズ:410kcal
コンビニのホットチキン:252kcal
炭酸飲料のペットボトル:225kcal
これらと比べた時に、どうでしょう?フルグラ云々より気にしなければいけない食生活を送っている方も少なくはないのでしょうか?
体重の変動は1日の消費カロリーと摂取カロリーのバランスで決まります。
フルグラはとても良い食品ですが、かといって上記の食事が絶対にダメというわけではありません。太る理由/痩せない理由はシンプルに食べ過ぎなので、気になる方はカロリーの管理を始めてみましょう。
カロリー管理についての記事はこちら
結局フルーツグラノーラはどうなのか
では結局、フルーツグラノーラはダイエットにおすすめなのでしょうか?
結論として、私はおすすめします。
ここまでカロリーの話ばかりでしたが、フルーツグラノーラは食物繊維・ビタミンミネラルが豊富でそもそも健康に良いものばかり入っている食品です。
ただ体重を落とすだけなら何も食べなければ良いだけの話ですが、健康に、美しい肌や身体を保って痩せるためには良い食生活が必須です。
フルグラはそういったダイエットの助けになることは間違いありませんし、規定量を守ればカロリーも低いのでオススメできます。
おすすめのフルグラ紹介
ここでは実際に私が食べているものを紹介します。
カルビーのフルグラ
おそらくもっとも有名かつベーシックな商品です。迷ったらとりあえずコレを買ってみましょう。
ケロッグ くちどけチョコレートグラノラハーフ
とにかくチョコが食べたいときはこれを選びます。脂質が少なめなのもポイントで、脂質を低めに抑えたい方はこれを選ぶと良いでしょう。(ダイエットをしているとそういう時が来ます。)
これはフルーツグラノーラではありません。趣旨から外れますが、ダイエット中に求める役割としてはフルグラとほぼ同じですのでこちらで紹介します。
ポイントは脂質が低いことと、gあたりのカロリーが低く、規定量60gで216kcalとフルグラより多めに食べることが出来るところです。
フルグラより味に若干のクセがあるので、人を選ぶかもしれません。
以上が実際に私が食べ、おすすめする商品です。
これらの商品でなければいけない理由は特にありませんが、実際に皆さんがフルグラを手に取る場合は必ず「栄養成分表示」をみてカロリーが極端に高過ぎないか、栄養素が偏っていないかなどをチェックするようにしてください。
余談 「糖質オフ」について
ところで、ダイエットをしている人が気になるであろう、「糖質オフ」の商品はどうでしょうか。
その名の通り普通のフルグラより糖質が少なめの商品ですが、オススメ度合いは人によります。
というのも、これらの商品は糖質は少ないですが、その分脂質が多いのでカロリー自体は普通のフルグラより高いからです。
普通のフルグラ50g:219kcal
糖質オフ50g:240kcal
そのため何らかの理由で糖質を少なめにしたい方は糖質オフを選ぶべきですが、特に理由がない方は普通のものを選ぶ方が良いでしょう。
まとめ
●フルグラは決して太りやすい食品ではない
●むしろダイエットに使える
●「計量」は必須。
●ダイエットをしたければ他の食事にも気を配ろう
以上です。ここまでお読み頂きありがとうございました。